仲良くおじさんとおばさん

おじいちゃんやおばあちゃんになるまで仲良くしてね。

腹部にあらわれる症状

ストレスは体に及ぼす影響で、最もよく知られているのが、胃潰瘍や、十二指腸です。また、胃潰瘍とまではいかなくとも、苦手な上司の前では胃がキリキリと痛むといったことくらいは、サラリーマンなら誰もが経験していることでしょう。辛い体験を思い出しただけで、胃が縮むような気分になることだってあるはずです。

これはストレスを受けて、自律神経がアンバランスになり、胃壁の血管が収縮して、胃粘膜の血流が抑えられたり、胃液が増えて胃の中が傷つけられることで起こるものです。

このように過剰なストレスは、消化器系の症状としてあらわれることが多く、他にも具体的な症状として食欲がない、胃の不快感、腹痛、お腹にガスが溜まっている感じ、便秘や下痢、腹部のもたれなどが挙げられます。

また、最近サラリーマンや学生の間で増えているものに、出勤・登校前に便秘や下痢の症状を繰り返したりする過敏性腸症候群という病気もあります。これもストレスが招いた極度の緊張状態が身体にもたらす影響に他なりません。

こうした症状が出ると内科にかかって、検査をしたり、治療を受けたりすることが多いようですが、うつ病が隠れている場合は内科だけでは症状を改善することはできません。

きちんと検査をして、症状はうつ病によるものか、体の機能や臓器の異常によるものなのか、確認することが大切です。