仲良くおじさんとおばさん

おじいちゃんやおばあちゃんになるまで仲良くしてね。

急激なダイエットの怖さ

がんになってしまった患者の中には、独自の食事療法に取り組む人がいます。ですが、食事療法に取り組んで体重を減らした結果、あっという間に亡くなってしまうという人も決して少なくは無いのです。

摂取カロリーを減らして、肉を食べず、ほぼ玄米や野菜だけの食生活に切り替えると、体重はがくんと落ちます。しかし、体の抵抗力まで落ちて、結果的にがん細胞が増殖してしまうことがあるのです。

その理由として、コレステロールの減少が考えられます。コレステロールは血中に含まれる脂質ですが、細胞膜を作り、さまざまなホルモンのもとになる成分です。

急激に体重を減らすことで、コレステロールが減り、細胞膜がもろくなると、がん細胞の増殖を許してしまいます。たとえがんでなくても、脳出血感染症うつ病などの原因になり得るのです。

個人の判断による食事療法では、栄養バランスが崩れやすいのはもちろんのこと、食べないことで、ストレスもたまりやすくなります。健康長寿の大敵と言えるでしょう。